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VOL.049「日本人書家の北京6日間」
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人気が高い海外旅行といえば、ロマンチック街道。パンフレットなど見ると美しい街並みと風景が溢れている。あの豊かな自然の中に点在する中世の城壁に囲まれた街や木組み家屋を見たい、秀麗な白亜の城を見たいという気持が今回の南ドイツ旅行の決め手となった。それに、ビールに白ワイン、料理に対する期待度は低かった。
旅行会社のパンプレットやネットで調べ、数あるツアーの中から、適度な移動距離と時間的な余裕など体力を考慮して、南ドイツだけを巡るN旅行の「南ドイツの旅9日間」を選択した。
旅は、フランクフルトに始まり、ライン河のクルーズや古城街道、ロマンチック街道の始点の都市・ヴュルツブルグから終点まで、中世の遺跡が残る古い街を幾つか訪ね、ミューヘンに至るバス旅行だ。
旅行会社の窓口担当者からは、「もう初秋で、結構寒いですよ」「食事、飽きるから、インスタントラーメンとか、持って行った方が…」などアドバイスをもらった。
9時55分発、成田からフランクフルトへ。機内で、最近の一番の楽しみは新作映画の鑑賞だったが、ルフトハンザのエコノミーの客席には、客席毎にモニターが無く、出鼻をくじかれた。現地時間・15時35分フランクフルト着。
ホテルにも、周辺にも食事の出来る適当なレストランは無いということで、空港内のデリカショップでサンドイッチやビールなど買い込んだ。空港に近い、森の中のホリディ・インにチェックインした。ドイツのサンドイッチ系は、生ハムやチーズも美味しいが、パンも好みだ。
8時15分出発。ライン河クルーズのメッカ、乗船地リューデスハイムへ。
初秋の風景にたたずむ古城やローレライなど、世界文化遺産に指定された湖畔の風景を楽しんで、ザンクトゴアで下船。
昼食後、古城街道を進み、研究所や大学の街・ハイデンベルグへ。
ハイデンベルク城やアルテビュック橋、騎士の館、マルクト広場など市内観光後、ホテルへ。食事時間まで、観光客で賑わう繁華街を散策した。クランプラザ ハイデンベルグに宿泊。
7時30分出発。霧にかすむマイン川沿いの美しい風景を右手に、プラハに至る古城街道をさらに進む。「皇帝の城」が残る城塞都市の一つ・バートヴィンプフェン。塩泉があり、塩で栄えた中世の街・シュヴェービッシュ・ハル。昼食は、毎朝ソーセージを食べていたが、改めてソーセージの食べ放題だった。そして、ロマンチック街道の始点・ヴュルツブルグを観光。
ホテルで食事後、夜の街の散策へ。夜遅くまで、観光客で賑わっていた。木組み建築のプリンツホテル ローテンブルグに宿泊。
連泊なので、のんびりと10時出発。私は朝食前に城壁に上り、1時間ぐらい歩いて、朝もやと朝陽を浴びた街の風景を楽しんだ。
小さな街なので、徒歩で市内観光へ。市庁舎やマルクト広場、市参事会酒宴場のからくり時計、ブルグ公園、聖ヤコブ教会など見て回った。
中国料理の昼食後、フリータイム。中世犯罪博物館を見学した。
8時出発。ロマンチック街道を南下。中世の街並みが保存されている・デュンケルスビュール。直径1Kmの城壁に囲まれた街・ネルトリンゲンへ。
その後、スイス国境まで4kmの宿泊地シュバンガワへ。
ホテルシュバンシュタインに宿泊。
8時10分出発。今回のツアーでのハイライトの一つ、初秋の森と湖が織りなす幻想的な世界に浮かぶ、白亜の城・ノイシュバンシュタイン城。朝は小雨交じりで、見えないこと
も心配したが、我々が着くと同時に雨は上がり、霧が晴れだし、華麗な姿を現した。
アルプスを見られたのは幸運だった。
世界文化遺産のヴィース教会は、ドイツ・ロココ様式の華麗な装飾がみごとだった。
そして、最終地ミューヘンへ。ホリディ・インに連泊。ホテル着後フリータイム。歴史あるビアホール・ホフブロイハウスでショーを楽しみながら食事。
9時に出発。ニンフェンブルク城やドイツを代表するアルテ・ピナコーク(美術館)など市内観光。日本食の昼食後、フラウエン教会の塔に上り、市内を俯瞰。その後、三越でフリータイムに。歩き回り、食事をして、地下鉄で22時前にホテルに帰った。
12時出発。午前中はフリータイム。地下鉄でミュウヘン中心街に行く人、近所の散策やスーパーに行く人と様々だった。フライトはミュウヘン発15時40分の成田直行便だった。
10時15分無事に成田着。解散。
中世の城壁や街並みが残され、木組み家屋を改修し、その多くが現役として使用されている。自然に囲まれて、色々なものがマッチして、印象的な美しい風景を創出している。中世にタイムスリップした様なのんびりした南ドイツの旅だった。ブランドショップなどは皆無だ。期待のビールは白ビールとダークビール、それに地ビールがどのレストランにもあった。どれも美味しかったが、地ビールがフルーティで飲みやすく感激した。
料理は、朝の食事がバランスよく、一番充実していた。いろいろな種類のソーセージやハム、温かいものも冷たいものも、卵料理、フルーツや野菜、木の実やヨーグルト。それに、ライ麦パンなど色々な種子が入ったパンやジャム。満足でき、飽きのこない内容だった。
牧畜の本場・シュバンガウのホテルの牛乳は抜群だった。
それに引き替え、夜がお粗末だった。ソーセージやフライドポテトなど脂っぽい料理に生野菜が付いていない。そこで、きゅうりのスライスをオーダーした。4,5ユーロだったが、ヨーグルトのドレッシングでさっぱりしていて美味しかった。
ドイツでは、主婦の労働量軽減のため、夕食はほとんど作らないそうだ。冷たいものを切り分けて済ますとのこと。
旅人・中西祥司
外資系医学新聞社を経て、ヘルスケア領域を専門とするマーケティング&コミュニケーション・エージェンシーの役員。営業企画・ビジネス開発を担当。現在、新製品(医療用医薬品)の上市プロジェクトで東奔西走中。