ベルギーといえば高級チョコレート、ワッフルに代表されるスイーツで有名。

そして奥深い文化とシックな街並み、アールヌーヴォー発祥の地でもあり世界遺産にも登録されているアールヌーヴォー建築群は必見。

またEU本部やNATOもありクラッシクとモダンが共棲しているヨーロッパらしい大人のラグジュアリーな国です。


ベルギーは日本の四国より少し大きいくらいの面積の小国で、ドイツ、フランス、オランダに接していて公用語もこの3ヶ国語です。
小さいけれどダイヤモンドのように魅力がぎっしり詰まっている「天井のない美術館」といわれる美しい国。


首都ブリュッセルの「世界一美しい広場」「絢爛たる劇場」と讃えられるグラン・プラスを中心に見事な旧市街が広がる。


ランドマークの市庁舎を中心に「王の家」「フラバン公の館」をはじめ歴史あるギルドハウスが立ち並び、15〜16世紀のギルドの栄華を見ることが出来る。

私が行ったこの夏はなんと、この美しい広場がファッションウィークとやらで巨大なテントと大音響のファッションショウの舞台と化し、世界中の観光客をがっかりさせていた。
ベルギーがファッションにチカラを入れているのは解るけれど(最近、有名なデザイナーをたくさん輩出している)他の場所でやって欲しいです。残念!!!

この広場周辺にはベルギースイーツの名店が軒を並べ「チョコレート博物館」もありプラリネを作る過程も見学出来るし、出来立てチョコレートも食べれます。

あの有名な「小便小僧」の像の近くも多くのチョコレートショップが甘い香りを漂わせていて、ベルギーに来たって実感できます。





アールヌーヴォー、アールデコ好きの私は、1日建築探訪満喫。
ブリュッセルはアールヌーヴォー建築発祥の地。ヨーロッパで最初のアールヌーヴォー建築は1893年ビクトル・オルタ設計の「タッセル邸」で、オルタは一躍脚光を浴び多くのアールヌーヴォー様式の建築を手がけて行く。



自邸オルタ邸(現在オルタ美術館)を始め4つのオルタ作建築は世界遺産に登録されている。



オルタの住居兼仕事場で、鉄とガラスで構成された内装とアールヌーヴォーの特色である自然と植物をモチーフとした流れるような曲線が見事な住居です。


ベルギーのマンガやアニメの作品、資料が展示されている博物館で設計はビクトル・オルタでアールヌーヴォー様式の内装が美しい建物。


世界各国の楽器を展示してある博物館。その数6000点。
珍しい楽器もあり貴重なコレクション。
アールヌーヴォー様式の建物で最上階のカフェの眺めは最高。


老舗カフェレストラン。ベルギービールと伝統料理を楽しみ格調高いアールヌーヴォーインテリアにうっとり。




1895年創業の歴史と格式あるホテルで内部のフレンチルネッサンス様式のインテリアと1Fのカフェも素晴しい。見事です。

アールヌーヴォーの美しい建築、内装で眼と心の保養の後はやはりアートです。
特にシュールレアリズムの絵画は必見。ベルギーが生んだ巨匠たち、ポール・デルヴォーやルネ・マグリットの作品が揃っているベルギー王立美術館へ。


この美術館で有名なのはフランドル派と呼ばれるルーベンス、ブリューゲル、メムリンク、バン・ダイクの巨匠たちの絵画。でも私は、近代絵画のフロアに直行。



大好きなポールデルヴォーの代表作が数点、ルネ・マグリットも。シャガールやピカソも揃っている。
残念ながらルネ・マグリットの作品は来年のマグリット美術館オープンのために海外美術館に貸し出し中とのことで、代表作数点は見ることができないが。でもかなり充実の近代絵画部門です。1階のカフェ・オルタもお洒落。

ブリュッセルの建築美や文化、芸術、グルメを満喫したところで、美しい水の都「ブルージュ」へ。


13〜14世紀にはハンザ同盟の商業の街として栄えたブルージュだが、15世紀の運河の沈泥で港としての機能を失い時が止まったような美しい中世の街並みそのままで私たちを迎えてくれる。




ミケランジェロの傑作「聖母子像」があることで有名です。この像は慈愛と無垢と清らかな美を感じさせられる美しい像で魅せられます。


キリストの聖なる血です。運良く開帳の日に行ったので、キリストの聖血、見ました!!
十字軍の遠征に加わったフランドル伯がコンスタンチノーブル(イスタンブール)より持ち帰った「聖血の遺物」です。

ガラスケースのなかに黒っぽい血が滲みこんだ布が納められていて、そのケースをさわってお祈りをした。本物なのだろうか…。



フランドル地方の代表的な商業の街で世界のダイヤモンド取引市場としても有名です。
16〜17世紀のギルドハウスが立ち並び見事な景観を作っている。
また、王立ファッションアカデミーから世界的に活躍している若手ファッションデザイナーを多く輩出していることから、ファッションの街としても有名。
しかし、真っ先に観光客が足を運ぶ最大のみどころは、「ノートルダム大聖堂」です。


世界遺産に登録されているベルギー最大のゴシック建築の教会です。
名作「フランダースの犬」でも有名なルーベンスの三連祭壇画「聖母被昇天」「キリスト降架」「キリスト昇架」の巨大な3点の画に圧倒される。


ゲントの街も16世紀にギルドで発展した産業都市で当時はパリに次ぐ大都市として黄金期を迎えた。壮麗なギルドハウスが立ち並ぶ美しい街です。

この街の「聖ハーブ教会」はファン・アイクの傑作「神秘の子羊」があることで有名。


「神秘の子羊」は上下2層に分かれ細密に描写されている26枚の絵画から構成されており、この絵画を見るために世界中の観光客が訪れる。

この絵は門外不出なのでここに来なくては見れないのです。
この教会は12世紀に建築が始まり16世紀に完成したもので、他にジョットなど数々の名画が所蔵されている。



ベルギーはグルメにとっては最高の国です。
ベルギースイーツ、ビール、ムール貝、ミシュラン星付きのフレンチレストラン、おいしいものだらけです。



チョコレートの最高峰「プラリネ」を生み出したのはベルギーの「ノイハウス」で1912年にクリーム状にしたナッツをチョコレートに詰めた製品を「プラリネ」と名づけ、大ヒット。

これを「ゴディバ」や他のメーカーが追随してプラリネブームとなり現在のベルギーチョコブームがある。


ベルギーのチョコレートが高級、おいしいと言われる所以は
1.カカオが良質 2.良質の砂糖の純度の高さ 
3.カカオの実を12ミクロンに細かく砕きなめらかさが売り 4.カカオの含有率が高い

以上の理由があるそうです。

ゴディバ、ノイハウス、ピエール・マルコリー二、ガレ、プラネット、レオにダス、ビタメール、コルネなど超有名グルメチョコメーカーが揃っています。

そしてワッフル、ケーキ、マジパン、クッキー スィーツ天国ベルギー。
幸せな国です。



ベルギーにはミシュラン星のフレンチレストランがキラ星のごとくあります。

レストラン密度はヨーロッパ随一と言われるブリュッセル。
本場フランスよりおいしいかもと言われるフレンチが食べられます。


3つ星「コム・シェ・ソワ」が夏休み中だったので2つ星「クロード・ヂュポン」へ。

素材、ソースとも王道フレンチとして有名レストランでオーナーシェフのヂュポン氏は
日本のメディアでも紹介されたりの有名シェフ。おいしかったです。


美しい街並みや建物、芸術と文化、絶品料理とスィーツ、全てが輝いて小さな宝石箱のように魅力が凝縮しているベルギー。文化度の高い国です。
大人が楽しめる国です。お薦めベルギーです。

文/写真撮影:山崎百合子
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