今年はレンブラント生誕400年。
ゴッホ、フェルメールと美術大国オランダの名画を訪ねた感動の旅です。

オランダといえばチーズに風車、チューリップ、アムステルダムの運河。
正式名はネーデルランド王国、君主はベアトリクス女王で、私が訪れていた数日後に皇太子ご一家が静養で王室ご訪問された。日本の皇室とオランダの王室は仲が良いみたいです。




オランダは国土の4分の1が海面下という堤防で囲まれた低地で、橋、運河、風車という素晴しい風情と景色が生まれたのです。
九州ほどの面積の小国で人口密度は世界一、二を争う。それってオランダ人が大きいせいじゃない?と思わせるほど世界一の高身長で男性の平均が184cm、女性の平均身長が173cmとのこと。凄い。

17世紀には世界に進出し貿易大国として黄金時代を迎える。
日本でも鎖国中の江戸時代の数少ない交易国の一つとして長崎のオランダ商館を拠点とし蘭学やヨーロッパの風習、料理などを広めたので、オランダとのお付き合いは古かったのですね。


第2次世界大戦ではナチスドイツに占領され、
あの「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクの悲劇が起きるのです。
アムステルダムの市内にあるアンネの家は一般公開されていて各国の観光客の入場待ちの長蛇の列です。

内部は写真をとることが出来ないが、彼女と家族がナチスの眼を逃れて2年間隠れ住んだ部屋がそのまま残されている。
2年後、アンネと家族は捕らえられアウシュビッツで最後を迎える。
「アンネの日記」を読まれた方は多いと思うが、実際にこの狭い部屋を訪れると胸が締め付けられような悲しみと戦争がもたらす酷さを改めて感じる。

アムステルダムは運河の街だ。
ボートは重要な交通手段だし、運河沿いのボートハウスに住んでいる人も多い。
運河沿いのホテルは船着場を持ち、客の送迎をするし、運河クルーズで河沿いの見事な建築を見るのも楽しい。なんかベネチアみたい。
というかハウステンボスみたい??

そしてアムステルダムのもう一つ有名な乗り物が自転車。
自転車天国です。全ての道路に自転車専用道路があるので、車道を信号
で渡ったと思っても、もう一つ自転車専用車道があるのでうっかりしていると、自転車に轢かれてしまうこともある。皆さん気を付けましょう。

名画です。レンブラントです。「夜警」です。
フェルメールも。
2006年はレンブラント生誕400年ということで、オランダ中盛り上がっております。
特別室に「夜警」1点が飾ってある。大きいです。
圧倒されます、その迫力に。
この大きな絵画に魅入ってしまい、動けなくなる。

世界3大名画の一つと言われる「夜警」ですが1642年に完成した当時は不評だったそうです。
市内にレンブラント広場、レンブラントの家も。この「夜警」もここで描かれた。

私の大好きなフェルメール「牛乳を注ぐ女」「青衣の女」など4点ここに。

デルフト生まれ、生涯36点しか残されていないフェルメールは
とても貴重です。
緻密で静かで神秘的で、独自の世界観に魅せられます。
昨年はウィーンで「絵画芸術」見たし、
見てない絵はあと10数点…。
生フェルメールを見るために旅行に出掛けるのもイイですよね。

1853年オランダで生まれたゴッホの世界最大の充実したコレクションを誇る美術館。生い立ちや書簡や初期の作品から最晩年の作品まで年代順に展示されている。
初期のデッサンから見ていくとゴッホが画家として活躍したのは、たった10年なのです。1890年に自殺するまでたった10年。この短い期間に1100点のデッサンと900点の油絵を描き続けたのです。

鬼気迫るものさえ感じます。
そして描くことへの真摯さ、強烈な感情、孤独感、絵画に全てを捧げた画家。
その絵を間近に見ていると感動で心が熱くなります。
素晴しい美術館です。

アムステルダムから電車で1時間くらいで「ハーグ」に着きます。国会議事堂や女王の宮殿があり政治の中心地の街です。
しかしこの「ハーグ」が有名なのはマウリッツハウス王立美術館に珠玉の名画が揃っているからです。

レンブラント、ルーベンス、ブリューゲル、なかでもフェルメールの代表作
「真珠の耳飾りの少女」(青いターバンの少女)と「デルフトの眺望」が。
私が行った時は開館してすぐの時間で、結構空いていたのでフェルメールの絵をじっくりと。
何時間いても飽きなくて幸せでした。

たまには名画に触れ、心に栄養と潤いとゆとりを持たせましょう。
オランダの3つの美術館は見応え充分で時間をかけてゆっくり鑑賞するのにお薦めです。


オランダはゴーダチーズ、エダムチーズ、チーズが有名。ビールの種類も多いですけど、毎回お食事に必ず登場するのがポテト。
料理法様々ですがとにかくポテト。
オランダ人は質実剛健気質だそうで、ファッションもブランドなんか全く興味なく全員がTシャツとジーンズと言う感じでお洒落度はかなり低いと言われています。お食事も同様でグルメなんて興味なく、結構質素です。

ポテト好きは昔、オランダは海洋国家で船乗りが多く長期間保存が効くので船内でじゃがいもばかり食べていたそう。
それで納得。
ポテトとチーズとミルクで身長が高くなった、と現地の人が言っておりました。

次回はオランダのお隣「ベルギー」。美食と洗練されたシックな国。
ベルギースイーツと絶品フレンチ。アールヌーボー&ラグジュアリー建築のご紹介です。

文/写真撮影:山崎百合子
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