今回のキューバの旅の目的の一つに、カカオの産地を訪ねたいと思っていた。
カカオとはもちろんチョコレートの原料。
キューバのカカオ産地は首都ハバナからは遠く離れた「バラコア」市を中心とした山岳地帯にある。飛行機がとれるかどうか、日帰り出来ない場所なのでホテルは手配出来るのか取りあえず現地のコーディネーターに託してハバナにある「カカオ博物館」に行ってお勉強をすることに。

ここにはカカオの歴史や、チョコレートにまつわる展示品が飾られていておいしいチョコレートドリンクも飲むことが出来る。

博物館に入ったとたんにチョコレートの甘い香りが…。

カカオはインカ、マヤ文明のころから食べられていて、スペインが侵略した際にヨーロッパに持ち帰り、上流社会で珍重される。
でもこの頃はドリンクとして食されていて、今のようなチョコレートになったのは19世紀半ばころからであっという間に世界中に広まった。

館長さんが説明してくれる。
とても親切。


キューバ第2の都市「サンティアゴ・デ・クーバ」まで飛行機で。
キューバ革命が始まった場所として有名で1953年7月26日、カストロ率いる革命軍が襲撃をする。7月26日は現在革命記念日になっている。
ここから「バラコア」までは車だ。
しかも4〜5時間かかるそう。
ガイドさんが運転手さんと車をゲット。
しかもなんと運転手さんの実家は大きなカカオ農園だそう。
すごーいラッキー。一路カカオの産地へ。
カカオの実が成っているところを見て感動だ!!。ここまで遥々来たかいがあった。
5月がちょうど収穫の時で早くても遅くてもいけないそう。
これもまたラッキー。
この日はバラコアのホテルへ。このホテルは以前スペイン軍の要塞だった建物で景色が素晴らしい。

遅い夕食をと街へ。小さな街にも必ずあるキューバ音楽とサルサのお店。
深夜にもかかわらずご高齢の方たちもダンスを楽しんでいる。
羨ましいお国柄です。


翌朝チェックアウトの際に日本人が珍しいのでゲスト帳にメッセージとサインを日本語で書いて欲しいとのことで、キューバの人たちのやさしさに感謝の言葉を…。
朝からカカオ乾燥工場やカカオ品種研究センター、チョコレート工場へ。
カカオ豆は収穫してから発酵させ乾燥し選別し、麻袋に詰められ世界中に輸出される。

キューバのカカオは収穫量が少ないがアロマが強い高品質のカカオで知られており主にヨーロッパの高級チョコメーカーに使われる。

カカオ品種研究センターは「女性が作ったカカオプロジェクト」でカカオの品種改良などの研究をしている。国としてカカオの生産に力を入れているそう。

国営のチョコレート工場は、チェ・ゲバラが創始者。

皆さまアポなし取材にもかかわらず、本当に親切に熱心にご対応くださって深く感謝です。ありがとうございました。



ハバナのホテルは18世紀〜19世紀に建てられたスパニッシュコロニアル風のプチホテルが多くカッコイイです。旧市街を散策していると素敵なホテルがいっぱい。
ついロビーに入って眺め回してしまう。

そのなかでもお洒落度が高いのが客室27しかないプチホテル「サンタ・イザベラ」とシンボル的な存在の大型ホテル「ナシオナル・デ・クーバ」です。

「サンタ・イザベラ」は大富豪が住んでいた豪邸を改築したホテルで、部屋には広いバルコニーがついていてとても眺めが良くロケーションも最高。

このバルコニー、結構無防備なんだけど、
キューバはとても治安が良いので安心です。

毎晩部屋に戻ると、手書きのレターとタオルをオブジェ風にしてベッドの上においてある。
なんか和むし可愛い。
「ナシオナル・デ・クーバ」はキューバを代表するホテルでアンティークな家具とクラシカルで重厚な雰囲気が1930年代当時の面影を残している。

ロビー横にはこのホテルの顧客だったハリウッドスター達や政治家、作家の写真が飾られていて見て回るだけでも楽しい。


キューバは有機野菜栽培の国。郊外に行くとサトウキビの畑と有機農法の野菜畑が続く。
国の経済困窮時期に肥料が買えなくて自然農法の研究を重ねたそうです。
野菜も果物も野性的な味でチカラ強くおいしい。
代表的なキューバ料理はお米料理の「コングリ」日本のお赤飯みたいなものです。
豆料理、青バナナのフライ、野菜サラダ、牛肉や豚肉。ロブスターやお魚。

シンプルでヘルシーなメニュー。
海に囲まれてシーフードもおいしいお国柄なのにキューバの人はお肉が大好きです。

飲み物もとてもおいしい。

サトウキビのジュースや「ピンニャコラーダ」と呼ばれるパイン、ココナッツミルクハチミツのミックスジュース。めちゃくちゃ美味しい。

これにハバナクラブ(ラム酒)を加えても良いし…。マンゴジュースも濃厚で最高です。

お酒はなんと言ってもラム酒「ハバナクラブ」。
ラムをベースにしたカクテル「モヒート」や「ダイキリ」は超有名。

グラスを傾けながらキューバ音楽を聴き、サルサを踊る。
キューバの夜のクールで幸せな過ごし方です。


葉巻作りはすべて手作業でその工程は葉巻工場で見ることが出来る。

キューバといえばシガー(葉巻)世界一の高品質といわれている。
故ケネディ大統領はキューバ危機の際、大量にキューバシガーを買い占めてから経済封鎖を行ったそう。

「コイバ」「モンテクリスト」「ロミオ&ジュリエット」などが有名。
ゲバラTシャツもかわらず人気でお土産No1です。

女性にはどのガイドブックにも出ていない超レアものコスメがお勧めです。
キューバは医療分野でも最先端の技術を有し、エイズ研究分野でも有名。
そして皮膚科も、高級住宅地「ミラマール」のドクターズコスメ「メラヘリーナ」はヒト胎盤エキス含有のアンチエイジングスキンケアで、クチコミでヨーロッパの観光客やセレブマダムご用達となっております。確実にシワが消えハリをキープ。不摂生な日々を送っている筆者も現在使用中でその効果を実感中です。
市内の高級薬局で購入可能です。


キューバは女性が強い。
社会主義国なので基本的な食料や日用雑貨など国から配給される。お家も安いし光熱費も限りなくゼロに近い。医療費、教育費は無料。殆どの女性が働いているが、産休も1年間70〜100%お給料が保障されるしその後のケアも国の保障が手厚いし生活も保障されているわけで…。

ということは、離婚が多い。
どこかの国みたいに別れたいけど生活が不安…、
なんてない訳ですから、全員と言っていいほど2,3回結婚するそうです。
なんか、たくましいです。

日本からはまだまだ遠い国、キューバ。
美しい自然とお洒落でシックな街並み、音楽とダンスとやさしく親切で明るい人々。
行ってみないと解らない。それを今回ほど実感した国はない…、と思う。
さあ、キューバに行きましょう!!!。


文/写真撮影:山崎百合子
ブログはこちら → http://mimi.way-nifty.com/diary/