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ペルシャ。エキゾチックな響きです。メソポタミア文明、古代バビロニア王国 ペルシャ王朝と続いた5000年の歴史のイラン。シルクロードを通って遠い日本にも影響を及ぼしたペルシャ文化に魅かれ、イスファハーンのブルーのモスクを見たい。と思い立ちイランに。イラン航空の機上の人となり(機体が凄く古い)当然アルコール類もなく首都テヘランに着く前にはスカーフで頭を覆う。こうして私のイランの旅は始まりました。
古都イスファハーンのイマーム広場の周りには多くの宮殿、寺院、モスク、神学校やバザールなどの建築が立ち並び豪華絢爛。夢の中のようです。凄いです。圧倒されます。そして1つ1つの建物の造形美が素晴しいの一言、言葉もない美しさで私達を魅了します。 真っ青の空にブルーのタイル。天井の装飾は本当に見事。
この天井、蜂の巣みたいですよね。ムカルナス(鍾乳石飾り)と言われイランの寺院、宮殿の天井に多く見られます。 他のイスラム国の寺院では見たことがないので、イラン特有の装飾かも。
寺院は金曜日の祈りの時間には赤い絨毯が敷かれ、大勢の人々が祈りを捧げ、
広場も礼拝の多数の人で埋め尽くされる。
ここでは祈りが全てです。
広大なペルセポリスは紀元前500年頃から栄えた都で重要な儀式は全てここで行われた。
最も有名なのは「謁見の間」の階段レリーフで王に贈り物をする属国の使者の様子が見事に描かれている。このペルセポリスも紀元前331年、アレクサンダー大王に滅ぼされ、 宮殿は廃墟となってしまう。
この遺跡に立っていると 「つわものどもの夢のあと」という 滅んだ都の静寂と美しさをジーンと感じてしまう。
イスラム教は偶像崇拝を禁じているので、彫刻や絵画が発展しなかった代わりに装飾品、 工芸品の分野で素晴しい芸術品を作り続けている。緻密な手織の絨毯、更紗、細密画、陶磁器、銀細工など。 バザール巡りも楽しい。
イランと言えばペルシャ絨毯。バザールにもたくさんの絨毯屋さんが並び、見ているだけでも楽しい。ペルシャ絨毯はお値段もピンキリで数万から数百万円まで。
でも私はキリムのほうが日常使いではお薦めです。 3000年前くらいから絨毯の歴史は始まりますが、シルクロードを移動する遊牧民の手織り絨毯から始まったキリムは独特の天然染料による染色美と幾何学模様のモチーフの独創的なデザインで、最近その芸術性の高さで人気です。
中央銀行の地下金庫にある宝石博物館。イラン革命(指導者ホメイニー師)以前の王家が所有していた宝飾品のコレクションです。見事な細工、光り輝く宝石。インドからの戦利品は超豪華です。なかでも世界最大のピンクダイヤモンドは182カラット!! ペルシャ帝国のシャー(王)の強大な力に思いを馳せる。
考古学博物館やガラス博物館には、2500年前からの素晴しいデザインの陶磁器やガラスの数々が展示されており、日本にも伝わり奈良の正倉院にも、ベネチアンガラスにも大きな影響を与えた。その斬新なデザイン、美しいフォルムを見ていると2500年前という時を忘れそう。
もちろん主食はケバブとナン。私の大好物。それと感動的においしかったのが「アーブ・グーシュト」壺で煮込んだシチューのスープ部分だけをおわんに移しミントやナンを入れて食べ、シチュー部分を専用の棒でつぶして食べる。 この味が忘れられない・・・。
日本のペルシャ料理店に行けばメニューにあるのでしょうか?
機内で配られた「ギャヅ」。ピスタチオが入ったヌガー。おいしい。イランにいた間「ギャヅ」を毎日食べてました。ちなみにイランはピスタチオの一大産地です。
ノンアルコールビールは解るけど、なんでファンタやコカコーラなの?イラン航空の機内食(エコノミークラス)から「ファンタ」。久しぶりに見た「ファンタ」これがイラン中のレストランに。なぜ?不思議。
観光地に行くと地元の女学生達にワッと取り囲まれる。 まだ日本人観光客が少ないから?一緒に写真とってとカメラを向ける。 質問攻めに会う。凄く人懐っこい。 イランの人に聞くと自分の国に良いイメージを持ってもらいたい、 そして他の国のことをもっと知りたい。という気持ちのようです。
まだまだ未知の国イラン、恐いイメージが優先されちゃうけど、実際は本当にフレンドリーで安全な国です。 そして、乾いた空気と真っ青な空、素晴しい寺院や遺跡の数々。国と神を愛し、誇りに思っている心優しいイランの人たち。 さぁ、イランに行きましょう!!
文/写真撮影:山崎百合子
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