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プラハ城
衛兵に迎えられて、プラハ城に入場した。衛兵は一時間毎に交代をする。体格の良い、顔立ちの整った青年たちだ。並んで記念写真を撮るなど、触らなければ何をしても良いとのこと。
まず向かうのは、14世紀にゴシック様式に立て替えられたという聖ヴェート大聖堂。南側の一番高い塔は96.5mもある。その大きさと壁面に描かれた装飾画美しさに驚かされる。
聖ヴェート大聖堂
聖堂内は高いアーチ型天井の広いな空間と室内の装飾が見事に荘厳な空間を創出している。さらに感動するのは何十枚もの窓を飾るステンドグラスだ。東側の礼拝堂ステンドグラスを通過した太陽光が、黄金に彩られた壁面で狂喜の乱舞をしているようだった。刻一刻と太陽は位置を替え、また、光に強弱の変化を加え、室内空間を演出していく。ダイナミックな空間デザインに感心するばかり。
西側の礼拝堂には、アールヌーヴォー芸術家たちの作品が6つある。其の内の1つは、ムハ(ミュシャ)によって描かれた傑作「聖キリルと聖メトディウス」だ。
黄金の小道
プラハ城の観光コースの最後のところに、「黄金の小路」がある。ガイドの解説では、金細工の職人がここに集められていたことに由来して、そう呼ばれている。この水色の家は、現在本屋さんになっているが、1917年ごろ、フランツ・カフカが旧市街からここに来て、仕事部屋として使用していた。かわいいショップがならんで、観光客で賑わう綺麗な小路になっている。
カレル橋
プラハ城と旧市街を結ぶカレル橋は、観光客に最も人気のあるスポットと言うだけあって、観光客で賑わっていた。聖人たちの像と露天商と音楽家の演奏や若い画家の絵が売られていた。
教会でのミニコンサート
カレル橋を渡り、旧市街に入ると、観光客相手にチラシを配る人が沢山いる。なんのチラシかと見ると、ほとんどが夕方から始まるコンサートの案内だ。大きなホールで開かれるものから、小さな教会を利用して行われるものまで、多種多様。私は、小さな教会で行われた弦楽四重奏を聴いてみた。教会の扉の前に机を置いて、若い女性が一人で切符を売り、入場案内をしていた。チケットは一人、400チェココルナ(お金の単位、1チェココルナ/約1.5円)。たまたま、両替したお金が50チェココルナ足りなくて、ポケットをまさぐっていたら、その若い女性は笑顔で「どうぞ」と入れてくれた。
芸術の都「プラハ」
プラハは、建築と音楽と美術の街だ。建築は、13〜14世紀のゴシック様式から――ルネッサンス様式・バロック様式・ロココ様式――そして、19世紀末のアールヌーヴォー様式まで、それぞれの時代の息吹を味わえる建物が残っており、今でも現役で使われているのが凄い。古い建物のメンテナンスを丁寧に行い、綺麗な街並みを見事に復元している
街角に溢れる現代美術
美術では、アールヌーヴォーの代表的画家の一人、ムハの官能的な女性画ポスターを集めたムハ美術館が有名だ。しかし、街頭に置かれた現代美術作家の作品や道で売られている絵画もユニークな作品が多々あり、面白かった。建物に腰掛ける少女とか、飛び損ねて地面に激突したスーパーマン。道を歩いて、行き成り出会うと、「あっと」驚かされる。画廊のショーウィンドーに並べられた焼き物も作家の手による個性的なものが沢山あり、人をモチーフにしたものの多くに斬新さが感じられ、興味深かった。
日本では、現代美術の作品が街頭に並べられたり、売られたり、一般の人々の目に触れる機会があまりにも少なく、残念だ。古いものも新しいものも大事にする、プラハの文化の奥の深さを感じさせられた旅でした。
中西祥司 プロフィール
ヘルスケア中心のコミュニケーション・マーケティングエージェンシーで営業企画・ビジネス開発の仕事を担当。趣味は旅行と写真。これは気分転換と好奇心を満たすには最高ですね。健康と体力維持のためには、ゴルフやエアロビクス(ジム)。また家庭菜園(2坪)では無農薬・有機栽培の野菜を作っています。今回の旅には、フィルムカメラとデジカメと両方持って行きましたが、旅行でのスナップにはデジカメの方が活躍します!