リレーエッセイ「友達の輪」は、とっておきの友達を紹介するコーナー。
井上国博さんからの紹介は若林久美子さんです。



若林久美子さん
FRIENDS NO.086


●生年月日:1952/10/6
●趣味:旅行、読書、ドライブ
●大切にしていること:人への感謝
●今の気持ちを漢字一文字で表現すると:節
●若い秘訣:素直な気持ちを持つこと


  私は、20代後半から40代前半にかけて中国の北京、スリランカのコロンボ、息子の留学に伴う英国での暮らしを経て、離婚、両親の死とさまざまな思い経験しました。
40代前半に両親の看病の経験から介護資格を修得し、福祉関係の会社でホームヘルパーと勤務し始めました。老人施設、在宅での介護に従事する中、要介護者に生きる愉しみを抱かせることの大切さを痛感しました。ホテルで過ごした懐かしいひとときを語る方、旅の思い出を語る方など笑顔が戻る一瞬でした。

1999年にホテルにおいての要介護者のアテンド業務、介護施設で働くスタッフ向けマナー研修、ホテルスタッフ向けのバリアフリー研修などを行う会社を立ち上げました。
スタッフには元JAL国際線客室乗務員を起用し介護資格も修得してもらいました。
都内のシティホテルで要介護者のアテンドを実施するにあたり近隣にある美術館、劇場の調査もしました。車イスでの観覧は可能か?車イス利用可能なトイレの有無は?などホテルライフをより愉しんでいただくための準備もしました。

ある時92歳のご婦人をホテルでアテンドする機会に恵まれました。チェクイン後お部屋で寛いでいただいた後夕食にご案内・・・お召し物とアクセサリーが来館された時と異なっていたのです。嬉しそうな表情を浮かべながら大切なアクセサリーを全部持参したお話をしてくださいました。帰宅される時、次はロンドンに行きたいので宜しくと!目を輝かして言われたのです。

その経験を活かし2000年に叙勲・褒章の受章者のアテンド業務を始めました。
生涯に一度の名誉ある受章です。車イス使用の方にも伝達式や皇居での拝謁に参加いただきたいとの思いから始めたアテンドでした。当初車イスで受章式に参列される方は数名でしたが9年目を迎えた今日、多くの方が車イスで参列されるようになりました。喜びと緊張に湧く日々もまた生きる糧になるのではと思うのです。

私たち年代の者が後期高齢(75歳以上)を迎える頃には、高齢化率33%となり3人にひとりが高齢者となるのです。
生きる糧を持てるよう・・・世間との接点を持つ、自分から人と接する努力!
明るく愉しく暮らすためにどのように生きていくのか?を個々が考える時代なのでは・・・・


FRIENDS NO.086
『若林久美子さん』

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