VOL.059

「おとなのよむもの」
【ナビゲーター:けしほんいち】


<久しぶりの大笑い!>
『サビシーマン』

松尾スズキ/扶桑社/2008年/1400円




泣ける本は山ほどあるが、笑える本はほんとに少ない。しかしこの本は笑える。週刊SPA連載をまとめた単行本なのだが、とにかく笑える。電車の中では絶対に読んではいけない本としてまとめて燃やしてしまってもいい。以下引用。

>しかしまあ凄いですね、マスコミの堀江バッシング。「ここぞとばかり」という言葉はこのためにあるのかってくらいの「ここぞとばかり」っぷりはどうなんだ。「ここぞ」も「ばかり」もここだけの話、あんまりいい気分じゃないって言ってましたぜ。「ここぞ」に至っちゃ、あまりにも「ばかり」とブッキングされるんで独立をほのめかしてましたぜ、......、落語家か俺は。

※笑えませんか?笑えない!だめか。私だけか。松尾さんは天才だと思うのは。言葉でこれだけ遊べる人は他にいないと思いますが。ここぞとばかり芥川賞どころか直木賞も山本周五郎賞もまとめて上げますし。(笑)
※別の本「クワイエットルームにようこそ」では、まぢに芥川賞を取りこぼしてますしね。(このレビューで本屋に行かない人がいたとすれば、それは一重に私の未熟さ故です。申し訳ございません。)


[けしほんいち]
ハードカバーを年間150冊は読破するという読み手のプロ。元銀座の広告代理店・イベントプロデューサー。あまりに仕事をしないので3月末日付けをもって退職金を支給され厚生年金基礎年金生活者に。1948年福島県生まれ。茨城大学工学部卒。レビュージャパンhttp://khipu.jp/folder/p241.htmlにて人気のレビュアーでもある。