フランス発「カルトナージュ」の魅力

 最近流行の「カルトナージュ」をご存知でしょうか?カルトナージュ(cartenage)とは、フランス語で「厚紙工作」という意味です。厚めのボール紙(=カルトン)を使って、箱などの形にテープで留めながら組み立て、布を貼って作ります。南フランスの田舎町で蚕を入れる箱を手作りで作ったところから始まったといわれ、19世紀末には、ヨーロッパの貴婦人たちの間で流行。以来、フランスとイタリアを中心に親から子へと受継がれてきた伝統文化です。
 様々な小物やアクセサリーを収納でき、置いておくだけで部屋のインテリアにもなり、形やデザイン、装飾は思い思いに作れるので、自分の趣味にあわせた暮らしの宝石箱と言えるようなものです。「使い捨て」が見直され、リユースというエコの観点からも、空き箱の再利用というカタチで近頃の話題ともなっているようです。
 ア・ラ・ドンナ倶楽部では、メンバーのための「インテリアサロン」を、代官山の「メゾンイクス」さんで開催しました。フランスの美しいインテリアで飾られたショップで、フランスのライフスタイルやインテリアのお話を伺ったり、話題の「カルトナージュを楽しむ」体験セミナーも開かれ、優雅な午後のひとときを、お茶やおしゃべりとともに楽しみました。

フランスのインテリアとカーテンのお話

 フランスと日本のインテリアでいちばんの違いを感じるのが、カーテンです、と「メゾンイクス」のゼネラルマネージャーのショミヤンさんは言います。
 「日本ではカーテンの存在を遮光性とプライバシーの保護にあげますが、フランスでは、お部屋でいちばんセンスを表現することができるものがカーテンだと捉えています。『我が家らしい空間作り』のためのもので、人間で言えばお洋服みたいなものです。」
 伝統的な柄で、落ち着いたシックな雰囲気にするのか、近代的な柄でカラフルでイキイキした印象にするのか、それがセンスと個性のみせどころ。
「ホームパーティーで『個性的』と言われるととても嬉しいものです。」
 フランスではインテリアは、まるで絵をひとつひとつ壁にかけていくように自分たちで作り上げていく、そういう感覚のようです。
<お話をして頂いたのは>
Charlotte Chaumien
(シャルロット・ショミヤン)さん

インテリアフラワーで飾る、
「カルトナージュを楽しむ」体験セミナー


 いよいよ、カルトナージュ体験です。今回のサロンではK-HOUSEの村上先生を講師にお呼びし、「カルトナージュ」とは一体どんなものかを教えていただき、村上先生が用意してくれたボックスにそれぞれがインテリアフラワーで飾り付けることが中心となって行われました。
「今はカルトナージュが流行で何かと話題に上っています。いち早くそのブームをとらえ自分で作れちゃうようにしましょう。」
 カルトナージュは、フランス製の素敵なレースなどを使って、パーティー用バックやアクセサリーボックスなど本格的なものから、お菓子入れや手作りのクッキーなどを入れ、プレゼントのラッピング代わりに使うものまで様々。自分で用途に応じて自由にデザインできるところが魅力です。

 「カーテンを新調した時には、余った同じ生地を使い、ターセルを飾りにしてカルトナージュを作り、インテリアボックスとしてお部屋に置いてみるととても素敵ですよ。」と村上先生。
 みなさん、先生の指示のもと、インテリアフラワーをボックスに飾り付け、最後に自分で選んだターセルをとりつけてみました。同じボックスで、同じフラワーの素材を使って作ったものですが、ターセルの色合い一つでカルトナージュの表情が変わり、作った人の個性が表現されています。
 モスグリーンを使って『ナチュラルなイメージ』に仕上がったカルトナージュ、金色のターセルでゴージャスになったもの、あるいは白と黒のモノトーンのターセルで飾ったボックスは個性的でファッショナブルな印象です。
 ショミヤンさんの言っていた「カーテンなどインテリアも自分らしい個性の空間を楽しんで」ということが、このカルトナージュ作りで明確に表われたようです。その方のその時の気分や、性格なども垣間見えるかもしれません。

ア・ラ・ドンナ倶楽部を通じて

 知らない会員同士が集まって、初めての体験をしながらおしゃべりやインテリア談義、そんな午後のひとときをみなさんはどうお感じになったのでしょうか?
 「カルチャースクールやおけいこごとの教室だとその事だけが目的で集まったメンバーだけど、こういうサロンだと色々な人がいらして、カルトナージュのお話だけでなく、フランスの文化やインテリアの話やカーテンの話など多角的なお話が聞けて楽しかった。世界が広がりますね。」
 「普段の仕事のことをすっかり忘れて、夢中にモノ作りできて、楽しかった。ほどよい集中力でリフレッシュした気分です」
 「色々な情報が得られて、帰ったら今度はそのことを私が伝えてあげなくっちゃ、と思いました」というのはフラワーアレンジメントの教室を主宰していらっしゃる会員の方。
また、アクセサリーを教える教室をやっている方は
「アクセサリー作りにもヒントがいっぱいありました。応用編として生徒さんにも教えていきたいです。」
 こういう『アラドンナの輪』のひろがりかたもあることを発見。サロンで共有した出会いのひとときは、確実に次に繋がっていくようです。

メゾン・イクス(代官山)
東京都渋谷区猿楽町9-5 秀和代官山レジデンス
TEL:03-3496-1900

http://www.nissin-ex.co.jp